生後6ヶ月の赤ちゃんといえば、ようやく寝返りを始めるころでしょうか。
離乳食を食べはじめた赤ちゃんも多いでしょうか?
そんなころ、MRI検査を受けることになってしまったわが家のコタ(当時6ヶ月)。
こんなに小さいわが子がMRIを受けなきゃいけないなんて…と不安ですよね。
この記事では、赤ちゃんがMRI検査を受けた日のことや注意点をまとめています。
- MRI検査ってどんな検査?
- 赤ちゃんが受けるときは?大人となにか違うの?
- 赤ちゃんのMRI検査〜事前の説明〜
- 赤ちゃんのMRI検査〜親ができることは?〜
- 赤ちゃんのMRI検査〜検査当日と、その後〜
どうぞ最後までお読みくださいね。
MRI検査って?
MRI検査は、強力な磁場と電磁波を用いて体内の情報を画像化する検査です。
放射線被曝もなく安全な検査ですが、いくつか注意点はあります。
(病院から渡された説明文より引用しています)
わたしもこれまでに2度、MRI検査を受けたことがあります。
と思っていたのですが、当日検査室に入った瞬間、
と貧血で倒れてしまいました。
大きな機械が置かれている無機質な空気感や機械の音で、急に気分が悪くなってしまったんです。
その後は気を取り直して機械の中に入り、
ガーンガーン
ゴォーーーーン
と金属音が鳴り響く中、じーっと横になっていました。
大人のわたしでも異様さを感じたMRI検査を
6ヶ月の、まだ何もわからない、ひとりで何もできないわが子が受けるなんて…
心配で、かわいそうに思えて泣いてしまう日もありました。
MRI検査の注意点や、大人と子どもとの違い
MRI検査は磁力を使った検査のため、独特の注意点があります。
- 検査中、動かずにじっとしていなければならない
- 金属製のものを身に着けてはいけない
- かなり大きな音が鳴る
大人でしたら頭で理解してガマンできるのですが、小さい赤ちゃんの場合はそうはいきません。
- 動いてはいけない、ということがわからない
- 大きな音にビックリして泣いたり動いたりしてしまう
という理由から、鎮静薬で深い睡眠状態にしておく必要があります。
鎮静薬を飲むと聞き、検査そのものよりも心配でした。
これまで母乳とミルク(とK2シロップ)しか飲んだことがなかったので。
- 呼吸がおかしくなったら?
- 目が覚めなかったら?
- 薬の量、間違われない?
薬を飲むにあたって細かい注意もいろいろと受けたので、この下にまとめていきますね。
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6ヶ月のわが子がMRI検査を受けた日のこと
ここからは、MRI検査を受けることが決まってからのことを振り返ります。
(なぜ6ヶ月でMRI検査を受けることになったのか?というのは、また別の記事で書きますね)
病院で予約をとる
「コタくんはMRI検査を受けてもらう必要があります」とお医者さんに言われ、予約をとります。
(大きな総合病院の脳神経外科で診察を受け、予約をとりました)
そして事前の説明を受けました。
- 検査中、横になって20〜30分じっとしておかなければならない
- 金属類のある衣服は避けること
- 検査中は大きな音が鳴ること
- 赤ちゃんは安静が必要となるので、鎮静薬(眠くなるおくすり)を使用すること
- 薬の過敏症状や呼吸抑制が起こることも報告されていること
- そのため、当日はスタッフが注意して観察し、救急対応を行うこと
- 薬は後味が悪いため、飲み物を持参するとよい(授乳室もある)
- 当日スムーズに眠れるように、前夜や当日の朝は睡眠を減らしておくこと
- 赤ちゃんが検査時に眠れない場合や起きてしまう場合、検査ができないこともある
- 検査後も薬の影響でぼーっとしたり、逆に興奮したりすることがある
なお鎮静薬には
- 飲み薬
- 肛門から挿入する薬
- 静脈注射
があり、当日は飲み薬のトリクロホスナトリウム(トリクロリールシロップ®)を使用する予定、とのことでした。
これらについて説明を受け、同意書にサインして当日に持ってきてくださいと言われました。
手術を受けるためにはサインするしかないのですが、呼吸抑制の影響などと聞くとこわくて…
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MRI検査当日までに親ができることは?
当日は13時30分に受付。14時30分から検査開始の予定でした。
検査に親は立ち会えませんが、できるだけスムーズに安全に検査を受けられるように、親ができることはあります。
- 健康な状態で連れて行くこと
- できるだけ眠たい状態で連れて行くこと
なかなか眠れないと、薬の量を増やすこともあるそうです。
そのため、前夜は少し遅くまで起こしておき、当日もお昼寝をほとんどしないで連れて行くことにしました。
それでもまだ6ヶ月の赤ちゃんです。
お昼前から
とはいえ、コタもさすがに限界のようだったので、20分だけ寝かせました。
病院に向かう車でもウトウトしていたのですが、話しかけたり手を握ったりして、起こしておきました。
病院で受付。鎮静薬を飲む
時間どおり受付をして、処置室で体温を測ってから鎮静薬を飲ませます。
薬の量は、予約時に測った体重をもとに調節されています。
夫とわたしがコタの体をおさえている中、看護師さんがお薬を注射器のようなものでコタの口に入れていきます。
ウワーーーーン!!!
違和感を感じたんでしょうね、全力で泣いて暴れて拒否!
胸が痛みますが、しっかり眠ってもらわないと検査できないので、体をおさえます。
なんとか予定の量を飲みました。
と言われ、授乳室で授乳することにしました。
もともと眠かったのもあり、授乳しはじめて数分したらすぐに寝ました。
14時ごろ処置室に戻り、「寝ました」と伝えます。
そのまま、しばらく夫が抱っこして待ちました。
そのうち、ひとり前の予約のお子さんがまだ眠ることができていないため、
と言われたので、MRI室のある別階に移動して、部屋の前で待ちます。
コタは、動かないくらいよく眠っていました。
看護師さんから声をかけられ、コタを渡します。
夫とわたしは部屋の前のソファで待つだけ…
MRI検査後、診察を受けてから帰宅
30分後にドアが開き、看護師さんがコタを抱えてきてくれました。
ホッ。
途中で目を覚ましたりしたら、薬の増量や再検査もありえたので、良かった。
コタはまだ眠っていました。
それから、医師の診察があります。
心音などを聞き、異常なしとのこと。
と言われました。
コタは病院で一度目を覚ましましたが、そのあとまた眠り、帰ってからも2時間以上眠り続けていました。
大丈夫かなぁ…と心配しましたが、夜には母乳も飲み、いつもどおりニコニコとした笑顔も出たので一安心でした。
結果待ちという別の心配ごとで頭がいっぱいではありましたが…
結果を待つ数日間
結果を聞きに行く日までの数日間、いろいろな想像や思いが頭の中をかけめぐりました。
ふだん現実思考で、冷静にわたしを励ましてくれる夫も、さすがに心配していました。
もしも結果が思わしくなくて手術が必要になったら。
なにかコタに障害が残ったら。
すぐに受け止められるかわからないけれど、わたしたち夫婦は絶対にコタと向き合って生きていこう、と前日の晩まで話していました。
後日、結果説明
数日後、もう一度病院に行き、結果を聞きました。
結果は、異常なしとのこと。
撮影した画像を見せて説明してくれました。
ホッとしました。
まだ小さな体のコタをぎゅっと抱きしめました。
まとめ|MRI検査の前後はよく子どもの様子を見よう
この記事では、赤ちゃんがMRI検査を受けた日のことを書きました。
子どもがMRI検査を受けるにあたって、親が事前に気をつけてあげられることはあります。
- 健康な状態で連れて行くこと
- できるだけ眠たい状態で連れて行くこと
この程度です。あとは病院の方にまかせて、無事に終わるように祈るのみです。
あの日や前後の日々を思い出すと、胸が痛みます。
こんな小さい子を眠らせて検査を受けさせるなんて、と不安が大きかったんです。
でも、検査の結果がどちらにしても、知らなければいけない。
終えてみて、病院の方はそつなく対応してくださいましたし、検査を受けてはっきりわかって良かったです。
- 今ある健康に感謝して、これからも大事に子育てしていくこと
- 気になることは、きちんと検査してもらうこと
これらを胸に刻む、貴重な経験となりました。
この記事があなたの役に立てば幸いです。